WordPressでホームページを自作する場合の「お金」と「時間」のリアル

「WordPress(ワードプレス)を使えば、自分でも安くホームページが作れる」という話、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

確かに、WordPressは世界で最も普及しているツールであり、専門知識がなくても挑戦は可能です。しかし、いざ始めてみると「思っていたより出費がある」「いつまで経っても完成しない」という壁にぶつかる方も少なくありません。 今回は、WordPressでホームページを自作する場合の「お金」と「時間」のリアルな内訳を、忖度なしでお伝えします。

目次

1. 「お金」のリアル:初期費用と維持費はいくら?

WordPress自体は無料のソフトですが、公開・運用するには以下の費用が必ず発生します。

項目目安の金額(税込)備考
ドメイン代年間 1,500円 〜 3,000円インターネット上の住所(.comなど)
レンタルサーバー代月額 1,000円 〜 1,500円データを置く土地。性能が重要です
有料テーマ(型)15,000円 〜 30,000円デザインの完成度と作業効率を左右します
画像・素材代5,000円 〜 20,000円有料素材サイトや撮影費用
合計(初年度)約35,000円 〜 70,000円意外と「完全無料」ではありません

ポイント > 無料のデザインテーマもありますが、設定が難しく、結局プロのような仕上がりにするために「有料テーマ」を買い直すケースが非常に多いです。

2. 「時間」のリアル:完成までに何時間かかる?

初心者の方が、業務の合間に制作を進める場合、最短でも30〜50時間はかかると考えておくのが現実的です。

  • 初期設定(3〜5時間): サーバー契約、ドメイン紐付け、インストール。
  • 構成・原稿作成(10〜15時間): 誰に何を伝えるか考え、文章を書く作業。ここが一番重要です。
  • デザイン・構築(15〜20時間): 画像の配置、色調整、メニュー作成、スマホ表示の確認。
  • 初期SEO・セキュリティ設定(2〜5時間): 検索に載るための設定や、乗っ取りを防ぐ対策。

「1日2時間を週3日」頑張ったとしても、完成までに1ヶ月〜2ヶ月はかかります。 この間の「自分の時給」を考えると、実は制作会社に頼むのとコストが変わらない、というケースも珍しくありません。

3. 自作する際の「見えないリスク」

お金と時間以外に、知っておくべき注意点が2つあります。

  1. 保守管理の責任: WordPressは定期的なアップデートが必要です。更新を怠るとサイトが壊れたり、ウイルス感染のリスクが高まります。これらをすべて自分で行う必要があります。

「完成」がゴールではない: 作ることに全力を出し切ってしまい、最も大切な「運用(ブログ更新や集客)」まで手が回らなくなる方が多いのが現状です。

まとめ:あなたは「作る人」ですか?「使う人」ですか?

もし、あなたが「Webの仕組みを勉強したい」「時間はたっぷりある」という場合は、自作は素晴らしい経験になります。

しかし、「1日でも早く、本業の集客に繋げたい」のであれば、制作のプロに任せてしまうのも一つの賢い選択です。プロに任せることで、あなたは浮いた50時間を「本業のお客様へのサービス」に充てることができるからです。 「自分の場合は自作すべきか、頼むべきか?」と迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。今の状況に最適なスタートラインを一緒に考えましょう。

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